町田 久美子 (有限会社マチダ)

1978年生まれ 東京都出身 大田区在住
東京染色美術専門学校卒業
故長澤龍二氏師事

 

『出会いは14歳』
4歳より自ら進んで(全く覚えてませんが)絵画教室に入り15歳まで水彩・版画・彫刻・油画などを学ぶ。

14歳、家族旅行の金沢で見た加賀友禅に衝撃を受ける。美しく繊細な絵画のような柄とそれが衣服としてまとわれることの贅沢さ。何故、縫い目と縫い目で柄がキチンと繋がるんだろう?自分も作ってみたい!と、驚きと興味や疑問で人間国宝の絵羽の前で動けなくなりました。翌日より「友禅の職人になる!」と言い出す。

18歳、調べ上げた業界の情報は「厳しい」「難しい」。大学受験の勉強をしつつ、友禅を仕事にしたいという気持ちも捨てきれずにいたところ、東京に友禅の専門学校があると知り、大学を出たところで就きたい職業が見つかるのだろうか?考えに考えて友禅をやろうと意を決して入学。

19歳、学校と並行して、着付け、手描き&木版更紗染めカルチャー、染織講座、バイトに明け暮れ過ごす。

20歳、就活をしても就職先はなく、途方に暮れていたところに師匠である長澤先生と知り合い、教室を行っていることを知り、お世話になることに。

21歳~31歳、教室と弟子では全く違うので、しぶとく就活を続け、やっと見つけたところは、自活し親に頼れない頼りたくない私にとっては無理な条件でした。そこで長澤先生に相談したところ、弟子と同じように育てるとおっしゃって頂き、週2~4日通い10年後、独立。
修行時代は世間でいうフリーター。今のように仲間もなく、ひとり自身を振り返り、どう生きるかを考え、答えを出した時期でした。

作品は友禅やそれ以外の技法も使いながら制作しています。お召しになる方が引き立ち気分が上がるような、そして手描きの品の良さが感じられるもの作りを心がけ、綺麗・可愛い・カッコいいまで様々な図柄を描きます。
伝統工芸であることに縛られずに衣服であることを忘れずにありたい。形が決まっている分、色柄は沢山のパターンがあって当然であり、その選択肢が広いほど着物が面白くなり、着物ファンが増えるはず!と考え、現代におしゃれに楽しめる着物を提案していきます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。