水橋 さおり (染め工房 みずはし)

1976年、横浜生まれ、横浜育ち
文化女子大学短期大学部生活造形学科卒業
大塚テキスタイルデザイン専門学校卒業
坂井教人 氏 師事

 

『想いを募らせて』
幼い頃から絵を描いたり、「何か」を作るのが好きで、和の物にも興味があり、いつの頃からか日本の工芸をやりたい!と、考えるように。その中でも着物に興味があったこともあり、何となく染色やりたいかも…と、具体的になっていき、進学は工芸実習のある短大を選びました。
生活造形学科、生活に密着した美を考え、工芸とは「用と美を兼ね備える」はこの時に学び、目から鱗でした。
染色実習では、型染めをはじめ、蝋纈、絞り等の技法を学びましたが、なんと手描友禅だけは講師がいなくて出来なかったのです。しかも2年は短く、帯は作ったものの着物は制作できず、消化不良。
もう少しやりたい!友禅やってみたい!想いは募り、就職活動しながら教授にも相談したところ、友禅できる学校はどう?と。
その手もあったか!
就職するものだと思っている親に頭を下げて一年間早朝から掛け持ちアルバイトして学費を貯め、友禅の専門学校に行かせてもらいました。
初めて友禅で絹に色挿ししたときに生地に色が染み込み、輝きを放っている様に見えて、その美しさに「きゅーん」としてしまいました。
2年生の夏休みに坂井先生の工房体験実習でご縁があり、卒業したら工房に来ませんか?とお話をいただきました。なんてラッキー!
弟子時代は日々の仕事で、技術と感性を磨くとともに、後継者育成に熱心に取り組んで下さる師匠から、公募展にチャレンジしないとクビにするよ、との厳しくも温かい激励のもと、家に帰ってからとお休みの日には自分の作品を制作。10年間お世話になり、独立。
現在も伝統工芸展を中心に公募展にチャレンジしながら、掛けて美しく魅力的で、身に纏ってはその方を引き立てる。そして、日常の中にちょっと特別感、を大切に制作しています。
もっともっと良いものを!そして、友禅の魅力を伝えて行けたら良いな、と思うのです。